VirusTIの音色を、Spireにコピーしてみる Part.3 OSC HyperSaw編

DTM

Part.1をご覧になってない方はこちらへ。

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VirusTIのOSCILLATOR「HyperSaw」を、Spireに反映させる

今回は、VirusTIのOSCILLATOR「HyperSaw」を、Spireに反映させてみました。
設定を真似すると、どのような音になるでしょうか・・・。

OSCILLATORのGoogle スプレッドシート

VirusTI OSCILLATOR1, 2 HyperSaw (入力側)

Spire OSC1,2 (出力側)

VirusTI側の値を元に、Spire向けの値を計算して出力します。
(phaseは今回も保留です)

Spireのパラメータ計算式
octaveQUOTIENT(Oscillator 1,2 Detune In Semiton,12)
Semitonの値を12で割った商の値
noteIF(Oscillator 1,2 Detune In Semiton > 0,
MOD(ABS(Oscillator 1,2 Detune In Semiton),12),
UMINUS(MOD(ABS(Oscillator 1,2 Detune In Semiton),12)))

Semitonの値を12で割った余りの値
(Semitonが負の値の場合は、Spireの値も負になる)
fineOscillator 2 Fine Detune * 500 / 128 + 500
Oscillator 2のみ。Detuneの値を反映
ctrlA0 (デフォルト固定)
Sawのみ
ctrlB500 (デフォルト固定)
Pulsewidthは無関係
wt-mix0 (デフォルト固定)
Sawのみ
detuneOscillator 1 Local Detune * 1000/128
Detuneを反映。128段階を、1000段階に変換
unison modeROUNDDOWN(Oscillator 1 Wave Density, 0)
VirusTIではHyperSawのSawを小数点以下でも設定できるが
Spireでは不可。なので、小数点以下を切り捨てる

実際に変換してみた

細かい説明だけだとアレですので、変換例をアップします。

実験1

Sawを4本重ねてみました。

実験1: VirusTI
実験1: Spire
VirusTI HyperSawの設定値
SpireのOSC変換値

音を比較してみます。

VirusTIの音

Spireの音

Part.2のときも感じましたが、やはりSpireの方がdetuneがよく効いているような・・・。
ここは調整が必要な気がしてきています。

実験2

次はSawを9本重ね、OSCILLATOR2 右上のDETUNEも少し上げてみました。

実験2: VirusTI
実験2: Spire
VirusTI HyperSawの設定値
SpireのOSC変換値

音を比較してみます。

VirusTIの音

Spireの音

Detuneをしっかりかけると差が、detuneの強さが少し分かりにくくなりました・・・?だいぶ近い?
比較してみると、VirusTIの方が少し明るい音のように感じます。

次回

次は、前回と今回で保留にしてきた、phase値を調整します。

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