VirusTIの音色を、Spireにコピーしてみる Part.1概要とMIX編

DTM
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好きなシンセの音色を、別の好きなシンセにコピーしてみる

私は、10年以上Access社のハードシンセVirusTIを愛用しています。
音の質感も、シンセサイザーのデザインも本当に大好きです!

愛用VirusTI

愛用しているのですが、MacのOS Catalinaから、
DAWとVirusTIとの連携が使えなくなってしまいました。(macめ!!!)

もちろん、普通のMIDI接続でVirusTIの音を鳴らすことは可能なのですが
音作りとなると本体のつまみをいじって作るとか、いまさらしんどすぎます・・・。

そして、ふと思いました。

VirusTIの音色を、愛用のソフトシンセSpireに同じような設定でコピーしたら
どんな音になるのだろう?

もちろん、質感など全然違うものになるのは承知の上で
代用が効くなら、今後はSpireで鳴らそうか・・・と!
(代用が効かなくて、どうしても使いたい音色は、HALion 6でサンプリングします。
そもそもViperのMac 64bit版が出てくれたら・・・)

というわけで、この記事は、VirusTIの音色をSpireにコピーすることに
チャレンジしたものになります。

正直、誰の参考なるかも分かりませんが、娯楽的に読んでもらえればと思います。

どうやってコピーするのか?

大まかには下記の通りです。

  • VirusTIとSpireの設定の共通項を洗い出す
  • Google スプレッドシートを使い、
    VirusTIの音色設定値を入れると、Spire用の設定値が表示されるようにする

もちろん、VirusTIの設定をSpireに反映できない設定値はあります。
(オシレーターの波形、OSC1とOSC2間のオシレーターシンクなど。)
代用が効くものは代用を効かせ、無理なものは諦めます。

あと、Google スプレッドシートでSpire用の設定値を表示させるとしましたが、
できたら、ゆくゆくはバイナリ編集して、Spire用のパッチsbfファイルを出力とかできたらいいな、
と思っています。しんどすぎますけど。

MIXERのコピー

Virus TIのMIXER部分は下記の通りです。

Virus TI MIXER

OSC1とOSC2は、比率で分ける形になっています。
それ以外に、OSC3とSUB OSC(SquareかTriangle)があります。
SpireではNOISEもオシレーターを使用するで、全部使う場合、オシレーターが5つです。
RING MODULATORは、Spireではないので、反映不可になります。

Virus TI MIXERの設定値

SPIREのMIXERは下記の通りです。

SPIRE MIXER

単純にオシレーター4つ分のつまみがあるだけです。シンプルですね!

問題は、VirusTIのOSC1/2/3、SUB OSC、NOISEの5つ全部を反映させることはできないです。
ケースバイケースですが、その場合はNOISEを捨てる形になりますでしょうか。。。

SPIRE MIXERの設定値

計算式は下記のようにしました。
OSC3,4のボリュームが、OSC1,2に対して大きくなりすぎるかもです。
そこはまた実際に聴いてみて、調整予定です。

Spireのパラメータ計算式
Spire MIXER OSC2の値(VirusTI OSC1/2 BALANCEの値+100) * 5
Spire MIXER OSC1の値1000 – Spire OSC2の値
Spire MIXER OSC3, 4の値(VirusTI OSC3, SUB OSC, NOISE) * 1000 /128
MIXERの計算式

次回は、オシレーター

次回 Part2はオシレーターのコピーを行なっていきます!
(1回では終わらないと思います。Classic、HyperSawとありますので・・・)

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